会話は『共感』がポイント
お見合いでの会話
お見合いではお相手とお話する事(会話)がメインです。
プロフィールだけではお相手の性格やフィーリングなどはわかりません。
性格やフィーリングといったものは主に会話などのコミュニケーションを通して伝わりますので、お見合いにおける会話というのはとても大切。
話下手な方や会話が苦手という方でも取り入れやすい実践的なテクニックや考え方を教えます。
自分をアピールするより、お相手との共感を増やす
初めてお相手と会った時、できるだけ自分をアピールしたくなりますよね。
お相手の気を惹けなければ交際にもならないでしょうし、自分のことを知ってもらわなければと前のめりになってしまうこともあります。
でも、お見合い時のポイントは「また会いたい」とお相手に思ってもらうことですから、自己アピールよりも二人の共感を増やすことの方が重要なのです。
俗に男性脳、女性脳ともいわれますが、男性の会話は目的解決志向の会話、女性の会話はコミュニケーションとしての会話と言われます。
男性にとっての会話
男性の目的解決志向の会話というのは、まず、「何のための会話なのか、会話の目的は何なのか」がはっきりしています。
そして、会話は「話題にしていることを解決する」ことがメインです。
例えば、以下のような会話です。
- 誰々の会社で○○があったみたいだ
- ○○はこういう経緯で起きたようだ
- 当事者の話だと、○○は△△の可能性もあるとのこと
- 僕としては、□□のことも関係していると思う
- ○○については、××するのが最善、少なくとも◇◇は必要だろう
- なぜならば…
まさしく、男性が好みそうな会話ですね。
女性にとっての会話
女性の会話はコミュニケーションが目的。
特別必要があって話すというよりもコミュニケーションが目的なので、会話の内容に目的がある訳ではなく、男性のように解決策を必要とはしません。
- 誰々の会社で○○があったみたい
- そういえば△△さんも同じようなこと言ってたかも!
- あ、△△さんて□□のこと気になってるらしいよ
- 昨日ね、××さんと偶然会ってその時も△△さんの話題になったんだ
- でさー、昨日のランチが超おいしくてー♪
- あとねあとね、…
会話に解決や議論は求めていないのです。
このように、男性の考える会話と女性の言う会話は全く異なりますので注意が必要です。
そして、男性にとっては難しい注文のようですが、お見合い(男女の出逢い)における会話は『コミュニケーションとしての会話』となります。
お見合い時の話題
お見合いでの会話は何を話さなければいけないという決まりはありません。
お相手とのコミュニケーションを意識して、自分のことやお相手のこと、普段感じることや話題の時事ネタなどでも良いと思います。
大事なのは『共感を増やす』ことです。
お見合いにおいて『何々を話せば必ず上手くいく』というようなことはありません。
ただし、逆に『こういう話をすると上手くいかないNGな話題』というのがありますので、それをお伝えします。
これだけはダメ!上手くいかない9つのNGな話題
ウソでしょ?と思われるかもしれませんが、以下にご紹介するのはすべて「実話」です。
1.婚活の動機を聞く
「どれくらい婚活してるんですか?」…など
そんな話する人いるの?と思われるかもしれませんが、ほんとにあるお話です。
本人は何も考えずに聞いているのかもしれませんが、誰だっていい出逢いと結婚相手を見つけたいから婚活しているのです。また、婚活歴を聞かれて嬉しい人はいません。
こんなこと聞く必要もないことです。
2.昔の恋愛話
「以前に付き合ってた子とは、○○とかでよく遊んでさー」…など
昔の恋人の話なんて聞いていて楽しいという人はほとんどいません。
気心の知れた仲であるのならともかく、初対面のお見合いですので、昔の恋愛話など論外です。
3.個人情報の根掘り葉掘り
「お仕事はどこにお勤めですか?会社名は?勤め先は?」…など
個人的なことを全く話さないというのは不自然ですが、上記のように根掘り葉掘り聞くとお相手は確実に心証を害します。
お見合いと言ってもまだ交際をすると決めたわけではないので、相手が返答に困るようなデリカシーのない会話はやめましょう。
4.「結婚は焦ってない」と言う
「出会いがないわけじゃないんで2,3年くらいの間には決めたいですねー」…など
焦っている印象を与えたくないという心理から言ってしまったりすることがありますが、誠実に結婚を考えた出逢いでは、このような言葉はマイナスにしかなりません。
また、純粋に上記のように考えているとしても、それを初対面のお見合いで話すようでは、思慮分別を欠いていると思われても仕方ありません。
5.過去のお見合いを聞く・話す
「どういう人とお見合いしたんですか?」…など
過去のお見合いを聞いても仕方ありません。
話題に窮して話をしてしまうことが多いのですが、過去のお見合いの話はその性質からして、大抵の場合ネガティブな話になり盛り下がります。
また、ネガティブな話題で盛り上がっても仕方ないのは言うまでもないでしょう。
6.仕事の愚痴、他人の悪口を言う
「新人が○○大学の出身なのに無能でさー」…など
愚痴や悪口といったネガティブな話題は場を盛り下げます。
話している本人は何気なく話しているつもりでも、聞かされている方はいい気分はしませんので、このような話題は自重しましょう。
お見合いはお互い初対面ということを忘れないように。
7.今までのお見合いや交際相手の悪口を言う
「前に交際した人がすごくだらしない人で―」…など
5.でもお話ししましたが、過去のお見合いの話や交際相手の話は、お互い初対面のお見合いの場では相応しくありません。
お相手とはポジティブな話題で共感を増やしましょう。
8.悲観的な話し
「考えても無駄ですよねー」…など
例えば、好きでも無い仕事をしているとか、世の中上手くいかないとかのお話全般が該当します。
また、お相手の話に上記のような返答をするのもすべからくNGです。
9.自慢話や武勇伝
「前に絡まれたんだけど、俺ボクシングやってたからさー」…など
基本的に自慢話とは、聞かれてもいないのに自分の『得意なこと』や『誇るもの』を話し出す、あるいは話題にチョイ足しして話すことです。
自己アピールのつもりが相手には「自慢話」と映りかねないので注意が必要です。
会話のポイントは3つ
共感を意識
(共感する、受け止める、話しやすい話題)親近感を持ってもらう
(共通点や似ているところを探す)ポジティブな会話
(言い換えれば、悪口、愚痴、不平・不満、自慢話などのネガティブな話をしない)
では実際にどのように話を進めて行ったら良いかをお話して行きますね。
質問の仕方
一般的に質問は大きく分けて2種類あるといわれています。
オープンクエスチョン
質問された人が思ったことを自由に答えられる質問です。
クローズドクエスチョン
YES or NOで回答できるような、答えが限定されてしまう質問が当てはまります。
オープンクエスチョンの会話
A:「どんな映画を観ますか?」
B:「恋愛物や感動するような映画をよく観ます。あと、たまにドキュメンタリーとかも好んで観るんです。Aさんは映画を観たりされますか?」
キャッチボールをするように、話が続いていきます。
クローズドクエスチョンの会話
A:「映画は好きですか?」
B:「はい。好きです。」
話が途切れてしまい、沈黙が苦痛に感じます。
オープンクエスチョンで質問する前には
人間は自己開示をされると、同レベルの自己開示を返してしまうこの現象のことを心理学では自己開示の返報性言いますが、お相手も同じように答えを返し易くなり話がスムーズに行きます。
A:「私は映画を観るのが好きなんです。1ヶ月に1回くらいですがその時話題の映画を観たり、洋画のアクション系を観ます。○○さんは映画はお好きですか?」
B:「私も時々映画館に行きますが、家でDVDを借りて観る事も多いです。恋愛物やコメディータッチの映画などが好きです。」