お見合いという出逢いについて
大切なこと
お見合いは結婚相手を探すための出会いです。一生のことですから素敵な男性と一緒になりたいと願うのは皆さん同じです。
しかし、結婚はお相手あってのものですので、いくら自分が希望してもお相手から希望されなければご良縁には結ばれません。
お相手に対する希望条件をあれこれ考えるよりも、「男性が妻として選びたい女性はどういう人物像か」ということを考える方が確実に婚期は近づきます。
選ばれる女性になること、これが大事です。
お見合いでは、女性が男性を品定めしてしまうということがよくあります。これはいわゆる「上から目線の減点方式」になりますが、そのように見られることを好む人などいません。逆に自分が品定めをされる立場になったとしたら、とても不愉快な気分になることと思います。
素敵だと思っているお相手の前で品定めをする人はいませんが、可もなく不可もなくと感じている場合にはこのような心理になりやすくなります。
お見合いはお互いに対等な立場です。これを常に心掛けていただければと思っております。
テクニックよりも品性
昨今はお見合い成功術や高ステータスの男性を掴まえる7つの方法というような恋愛テクニックを推奨しているサイトもあります。このようなテクニックも時には必要だとは思いますが、たくさんのご成婚カップルをお世話させていただく中で感じることは、「女性としての品性」や「内面の美しさ」というものの方がはるかに大切ということです。
家を建てるにも基礎・土台をきちんと作らなければ、しっかりした良い家を建てることはできません。いいかげんな土台で家を建てれば、数年を待たずに壁にヒビが入り家が歪み、地震が来たら倒壊するのではないかと悩み、何とかしようとこの資材が良いとかあの資材が使えるとか家を補強したとしても、結局は土台が悪いのでちょっとした地震でまた不安に苛まされるものです。
そんな継ぎはぎだらけの家に住みたいとは思いませんよね?
テクニックだけに頼っても良いご縁がないというのは、つまりそういうことなのです。
「でも品性とか内面を磨くって言ってもどうすればいいの?」
一言で品性と言われても漠然としてしまいますが、でも決して難しいものではありません。内面の輝きは一夜にして花開くものではないので、まずは「自分を磨く」という意志を持つことが第一歩です。
そして、「人から素敵と思われる女性はどういう人か」を客観的に考え、それに近づけるように努力をしましょう。
たったこれだけでも、一歩踏み出された方と踏み出されていない方では全く変わります。
ちょっとした心掛けから内面の美しさは大きく花開いていくということを、心の片隅に留めていただければと願っております。
待ちの姿勢ではなく積極的に
男性が女性を上手にエスコートするのは、一般感覚的にも常識と受け取られることが多くあります。また、実際に男性が上手にリードできなければ、女性の気持ちは動かないということもしばしばあります。
しかし、お見合いをするというなかで女性が「男性がやってくれて当たり前」と考えていては良いご縁が遠のいてしまいます。
男性が声を掛けてきてくれて当たり前、エスコートしてくれて当たり前、楽しい会話をしてくれて当たり前、お茶代を払ってくれて当たり前…
仲人視点から見て、確かに何れも「男性がしっかりリードして当たり前」なのですが、女性がこれを当たり前としていては失敗します。
このような心持でいると、いざ目の前に素敵な男性が現れたときに自分からアクションを起こすことができず、素敵なご縁をみすみす逃してしまうことにも繋がります。
お見合いという婚活の場では、この男性に対する「当たり前」という意識は脇に置いておきましょう。
白馬に乗った王子様を待つのではなく、白馬に乗った王子様と出会えるように積極的に踏み出す、そんな心持でいることも婚活においては大切です。
一人では何かとくじけそうなことも、マリアージュ・ラシュレなら経験豊富な仲人が会員様の婚活をしっかりサポートしていますので、どうぞご安心ください。
初対面だからこそ礼儀礼節を意識して
待ち合わせ
待ち合わせ場所ではできるだけ人目につきやすい場所に立つようにしてください。人目につくと恥ずかしいと言う気持ちもあるかもしれませんが、人目につかないところにひっそりと立っているようでは、お相手は「お見合いにあまり気乗りしてないのかな…」と気持ちが下がってしまいます。
男性から
「すいません。○○さんですか?」
と声をかけられたら、
「はい、○○です。□□さんですか?」
と普通にお答えいただいて大丈夫です。
間違っても、お相手から声を掛けてくるまで素知らぬふりをする、などということはしないようにお願いします。
最初の挨拶
『最初はお礼から』というのが大人のマナーです。これは、男性も女性も同じです。
お見合いの申し込みが、自分からなのかお相手からなのかということは関係がありませんので、初めは必ずお礼の言葉を伝えるようにしましょう。
「今日はありがとうございます。」
あなたの挨拶に対して、お相手も「いいえ、こちらこそ」、「とんでもない」などと常識的に返していただけます。ただ、なかには「あ、はい」「いいえ」等という返事をされる男性もいらっしゃるかもしれませんが、相手も緊張しているのかもしれませんのであまり気にせず受け流してください。
それが大人の女性の対応とも言えます。
笑顔が大切
男性は女性の笑顔が大好きです。お見合いのお返事でも「笑顔がすごく素敵でした。ぜひ、交際を希望します。」という男性からのお返事がとてもたくさんあります。
特に、第一印象にも繋がる最初の挨拶の言葉は笑顔で言うように心掛けてください。
笑顔で挨拶は、第一印象で好感度を上げる一番のポイントです。
「こんなの当たり前じゃない?」そう思う方もいらっしゃることと思いますが、長年たくさんのお見合いを組んでいて挨拶をきちんとできない女性が意外と多いと感じることが実際には多々あるのです。
人の第一印象はその後のコミュニケーションすべてに影響すると言っても過言ではないので、ここはしっかりとした振る舞いや対応ができるようにお願いします。
できるだけたくさん言葉を交わす
お席には男性がエスコートしてくれます(男性が上手にリードできるよう仲人もできる限りサポートしております)ので、女性は素直にエスコートしてもらいましょう。
お席に着くまではできるだけお相手の男性と会話をするようにしてください。会話の内容は気にしなくても大丈夫です。お天気の話や季節の話題などありふれたもので構いません。
この段階で重要なのはお相手との親しみを増やすことですので、とにかく言葉をたくさん交わすことが最優先です。
お見合いのお席での対応
席についたら
お席に案内されたとき、基本的には男性が女性を奥側の席に案内します。
これは男性側のマナーですから、あなたも素直に「ありがとうございます」と笑顔でお礼を伝えましょう。
お席につきましたら、大抵の場合はマナーとして男性がメニューを渡してくれますが、かといって渡してくれるまで待つということではなく、自分のほうが位置的に取りやすかったらメニューを取ってお相手にも渡してあげてください。
メニューが一つしかない場合は、二人で一緒に見ることができるようにテーブルに広げましょう。
飲み物を注文する際はメニューをあれこれ見比べたりしないように。美味しい紅茶を飲みに来たわけではないので、さっと見て注文を決めるようにしましょう。
また、普通は男性が女性に対して「注文は何にしますか?」と聞いてくれるものですが、中には自分の分だけさっさと頼んでしまう男性もいるかもしれません。
残念ながらそのような男性とのお見合いが良い席になるとは思いませんが、もしかするとお相手も緊張してしまっているのかもしれませんので、大人の女性としてさらっと流すようにしてください。
お飲み物が来たら
もし、お席の配置的に店員の方がお飲み物をお相手の前に置きづらいようでしたら、女性が受け取ってあげてお相手の前においてあげるようにしてください。
また、その際伝票が置かれた場合は、一般的には男性が自分側に寄せる(男性がお会計をするという意思表示)ことがほとんどですが、中にはそのままにする男性がいるかもしれません。
そのような場合は多少気になってしまうかと思いますが、伝票は気にしないそぶりでいざとなったら自分が払うくらいの余裕を持つようにしてください。
お茶代について
一般常識的にはお見合いのお席のお茶代は男性が負担するものですが、必ずしも男性が女性の分もお支払いしなければいけないというルールはありません(※)。
もし、男性にお会計を済ましていただけた場合は、必ず「ありがとうございます」という言葉をお相手の目を見ながら伝えてください。(「どうも」、「ごちそうさまです」、会釈だけなどはNG!)
大人の女性としての振る舞いをお願いします。
お見合い中の会話
お見合いでは会話のキャッチボールを心掛けて、お相手との共感を増やすようにしましょう。
基本的には女性特有のおしゃべりはあまり問題ありませんが、以下のNGな話題にはならないように気を付けてください。
NGな会話
- お見合いは何回目ですか?
- どうして結婚相談所に登録したのですか?
- ボーナスとかどれくらいですか?
- 街中で声かけられること多いんです。
- 結婚は特に焦ってないんです。
- 昔付き合っていた恋人の話
- 過去のお見合いの話
- お見合い相手の悪口
上記のような会話はお相手に不快感を与えてしまうことが多くあります。NGな会話というのは、そのほとんどが相手に対する配慮が欠けたものです。それに気をつければ、お見合いでの会話にNGは決して多くありません。
お見合い後の対応
男性がお支払いをする場合
お見合いのお茶代を男性がお支払いする場合は、お店の配置にもよりますが、一般的にはお会計のレジと出口の中間(やや男性側寄り)で待つのがちょうど良いでしょう。男性がお会計を済ませてこちらにやってきた時は、女性も男性の方へ歩み寄り「ありがとうございます」というのがマナーです。このときもしっかりお相手の目を見てお礼をするようにしましょう。
お相手にお支払いをしていただいたのならそのお相手を立てるのは当然のことです。
たまに、男性がお支払いをしているときにお店の外に出て待っている方をお見受けします。ご本人は気を遣ったつもりかもしれませんが、これは少々ずうずうしいと思われてしまいますので、少なくともすぐに男性の視線に入る位置にはいてください。
また、お礼の言葉が「どうも」だけだっりお礼の言葉を言わず会釈だけだったりなどというのは、マナーの問題以前に大人としての常識を疑われますので、しっかりとした大人の女性の対応をしていただけますようお願いします。
お別れする際には
お見合いはお別れするまで大人の女性としての対応を心掛けてください。
帰る方面が一緒なら
「駅までご一緒しませんか?」
と声を掛けるのも良いでしょう。お相手もとても感じよく受け取ってくれます。
もし、交際を希望するお気持ちが無いという場合は、お相手に無意味に期待を持たせるようなことはするべきではありません。
「このあと少し用事がありますので、今日はここで失礼させていただきます。お会いしていただきありがとうございました。」
とお別れしても構わないでしょう。
お見合いでお相手に対して好印象を持ち、ぜひ交際をしたいというお気持ちの場合は
「また、お会いできたら嬉しいです。」
と笑顔で伝えるのも良いでしょう。
なお、お別れする際には必ず
「今日はありがとうございました。」
というお礼を忘れないようにしましょう。
また、お気持ちがあるのであれば、お礼を言ってすぐ立ち去るのではなく、お相手の目を見つめ少し名残惜しい雰囲気を醸し出すというのも上手な気持ちの伝え方です。
悩みは仲人に相談
お見合いのポイントについてマナーや流れなどをお話しましたが、これらはいずれも「お見合いを成功させるためには最低限必要なこと」とお考えください。
難しく考えることはありません。
ポイントはお相手への気遣いと大人の女性としての振る舞い、そして可愛い笑顔です。特に笑顔は大切です。男性の方はみなさん女性の笑顔が大好きで、女性の笑顔はなによりもお相手に好印象を与えます。
恋愛のテクニックや駆け引きよりもまずは笑顔、これを心掛ければきっと良いお見合いにすることができるでしょう。
マリアージュ・ラシュレでは、お見合いについてもしっかりとサポートしております。わからないこと不安なことは積極的に仲人までお伝えください。仲人がご相談に乗りながらアドバイスさせていただきますので、どうぞご安心ください。